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熊野比丘尼と熊野信仰の広がり

Tama-ishi333

熊野の山深い地に仕えた「熊野比丘尼(くまのびくに)」たちは、中世の日本で信仰を広める重要な役割を担っていました。
彼女たちは旅に出て、絵解きや歌、物語を通じて熊野信仰の神のやさしさや霊験を人々に語り伝えました。

老若男女、富者も貧者も、健康な人も病に苦しむ人も、すべての人に神の慈悲を説き、「熊野の神さまは、きっと見守ってくれる」と伝えたのです。
彼女たちの活動は日本各地に「熊野神社」を生む契機ともなり、今では全国におよそ4776社もの熊野神社があるとされています。

熊野比丘尼が歩いた道、語った言葉、そのすべてが、時代を超えて人々の心に根づきました。
彼女たちはまさに、「信仰の語り部」であり、文化の架け橋でもあったのです。

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